呪術廻戦を見ていた時、なぜか鬼滅の刃に似ていると思った。まぁ鬼と対峙するのは同じ。ただ、主人公には宿儺(すくな)の指を食べたことにより、いつ身体を乗っ取られるかは本人次第という。
メンバー全員が45歳以上で構成される中年のエベレスト登山隊は、2人の滑落死者を出し失敗に終わる。
遠征に参加したカメラマンの深町は帰国する隊員と別れ、あてどなくカトマンズの街を彷徨う中、ふと立ち寄った古道具屋の店先で年代物のカメラを目にする。
エベレスト登山史上最大の謎とされているジョージ・マロリーの遺品と見た深町は即座に購入するが、カメラは宿泊先のホテルから盗まれてしまう。
カメラの行方を追ううちに、ビカール・サン(毒蛇)と呼ばれる日本人から盗まれた故売品であることが判明するが、故買商からカメラを取り戻すために深町の前に姿を現したビカール・サンは、かつて日本国内で数々の登攀記録を打ち立てながら、ヒマラヤ遠征で事件を起こし姿を消した羽生丈二その人であった。
帰国後に羽生の足取りを追った深町は、羽生が登山家としては既に峠を越した年齢でありながら、エベレストの最難関ルートである南西壁の冬季無酸素単独登攀を目論み、その最中にカメラを発見したことを察知する。
恋人との生活も破綻し目標を見失いかけていた深町は、羽生の熱気に当てられるようにカメラの謎と羽生を追い始める。
神々の山嶺を観ていると、「これ実写版のほうがいいのにな」と思っていたら、既に実写版が放映されていたのね。
なぜ、アニメ版を作ったかわからないけど。
神々の山嶺は、山登りが趣味な人や好きな人には良いのかもしれないけど、山登りしない人には響かないかもなぁ。
ストーリー的には面白いと思う。
主人公の羽生丈二は、人嫌いで朴訥とした人間だけど、結局、優しいだよね。