聴力は人間の4倍、嗅覚は60倍あると言われ、介助犬や牧羊犬として人間社会でも様々な役割を担ってきたイヌ。
1204年、
デンマークがノルウェー東部襲撃後、ホーコン3世の遺児で赤子である王子のホーコン4世を守るビルケバイネルたちの奮闘する勇姿と、王子の命を狙う対立派の物語。
逃走劇としては珍しく、雪の国で繰り広げられるスキーの逃亡シーンが多い。
実話をもとにした、リーザ・ルンガ・ラーセンの小説『雪原の勇者 ノルウェーの兵士ビルケバイネルの物語』を原作に、ノルウェーの映画。
ストーリーは、単純で、王の隠し子を避難させたものの、王が殺されてしまい、死ぬ間際、その隠し子を跡継ぎにすると言った。
それを知った反乱軍は、隠し子を亡き者にしようと、追いまわすというあらすじ。
隠し子を何としても都に連れて行かなければならないのに追手がせまる。
しかし、隠し子を連れて都に行くときも、スキーって、なかなかない。
スキー技術が物凄いのだ。
オリンピック選手を集めているのかと思うほど。
この映画も疑問がある。
王に近づいて、ワインに毒をもったのは、皇太后。
元々は、反乱軍の情夫に、『また、妃にしてやる』とそそのかされたため。
しかし、そのあと、まるで皇太后が出てこない。
「毒をもったのは皇太后だ」と、周りが言っていたので、即座に処刑されてしまったのかは、わからないが、娘に止められたのに、こうなることわからなかったのかなぁと思う。逃げ方考えないと。
これが実話だとは驚き。
ストーリーが単純だけに、いつ捕まるのかという緊迫感が伝わってきた。
映画の時間も短いが、あっという間に、終わってしまったという感じ。