1917年、小さな村の両替商に押し入った2人組の強盗が謎の死を遂げた。
その場に偶然居合わせた一介の紙職人ジンシー(ドニー・イェン)の必死の抵抗で強盗犯たちは自滅したという。
捜査官シュウ(金城武)は強盗の1人が指名手配中の凶悪犯イェン(ユー・カン)だったことに驚いた。
遺体の両目が充血していたことから、こめかみのツボを狙った殺しのプロの仕業だと気づいたシュウはジンシーへの尋問を開始する。
妻アユー(タン・ウェイ)幼い2人の子どもと慎ましく暮らすジンシーを村人は誰もが口を揃えて好人物だと言う。
しかし、過去に情にほだされて、罪を見過ごした少年に毒殺されそうになった苦い経験を持つシュウには法を順守するという強い信念があった。
危険な罠を仕掛けては、真の姿を暴こうとするが、紙職人はなかなか尻尾を掴ませない。
ようやく、故郷の荊州で殺人を犯し刑に服した後この村に流れ着いた、というジンシーの告白を引き出したシュウは、彼が武術の達人である事を試すため背後から鎌を振り下ろした。
しかし、避けるどころか鎌は肩に刺さってしまい、村人から非難を受けることになってしまう。
そこへ荊州でジンシーの過去を探っていた密偵(チアン・ウー)から、彼が凶悪な暗殺集団「七十二地刹(ちさつ)」のナンバー2ではないかという情報が入り、シュウは逮捕状を取りに町へと戻る。
大好きなドニー・イェンが出演していたため観た。
捜査員のシュウって観たことあると思ったら、金城武だったのね。
ずっと、日本の俳優だと思っていたけど、台湾人と日本人のハーフだったのね。
強盗に振り回されながら、被害がないって、相当な腕。
惚れ惚れする。
この映画を観ていて、ヤクザから脱退やマフィアからの脱退のときは、このようなことになるんだろうなと思う。
ただ、ストーリーの流れとか、欧米の映画とは違う、アジア的な描き方だと思った。
昔、ゴットファザーをみたとき、気に入らないと、すぐバン、ちょっと違うよね。
この映画は、心の動きとか、すごくよく出ている。
しかし、ひっそり暮らしていたのに、この暮らしを壊したのは、捜査員シュウが執拗に捜査したため。
もう、やめて、と、言いたかった。