大型ホームセンターで働く主人公。いつも夜中に本を読みに行く喫茶店。そこに、歌手志望と名乗る女の子。
金型工場で会計士を務めるハッチ・マンセル)は、妻には距離を置かれ、息子からも尊敬されないものの、娘を含めた4人家族で延々とと普通の生活を送る平凡な男だった。
ある夜、男女2人組の強盗がハッチの家に侵入した。
彼はチャンスがあったにも関わらず反撃を躊躇し、2人を取り逃がしてしまう。
そのため息子のブレイクと妻のベッカはハッチに失望し、彼からますます心が離れそうになる。
そんな中、娘のネコのブレスレットがなくなったことに気づく。
憤慨したハッチは強盗犯の自宅を探り出し、夫婦であった2人組を痛めつけて奪還を試みるが、そこで酸素マスクを装着した乳児の姿を見た彼は怒りの矛先を見失い、自らの腕時計だけを取り返して彼らを見逃してしまう。
悶々としたままバスで帰途に就いたハッチだったが、その最中、バスに乗り込んできたチンピラグループの乱暴な振る舞いに遂に怒りが爆発し、チンピラたちを徹底的に叩きのめす。
この事件がきっかけとなり、彼の過去が明らかになっていく。
よくアクション映画では、主人公が圧倒的に強い。
ケガしても、痛めつけられているという感じはない。
この映画の主人公、ハッチ・マンセルは「え~もしかして、この人、ただのおじさん?」と思うほど、殴られるし、全然、強く見えない。
途中で、殴り倒されてしまうんじゃないかと思うほど、弱く見える。
本当は、こういう方が、臨場感あるというか、本当なのかも。殴れば殴られるしね。
ノーバディって、「何者でもない」という意味なんだ。
何者でもないってどういう意味?と思ったけど納得。
それにしても、あの老人ホームに居るお父さん、凄いね。
これでまた、長生きできるかも。