ロンドンでチャイニーズ・レストランを経営するクァン・ノク・ミンは娘であるファンの送迎中、北アイルランド解放を謳う過激派組織の爆破テロに巻き込まれてしまう。
幸いにもクァンの傷は浅かったが、娘ファンは、彼の目の前で命を落としてしまい、心には大きな傷が残った。
一方で、過去に過激派組織の活動家をしていたリアム・ヘネシーは、現在では北アイルランド副首相になっていた。
爆発物の鑑定結果を知ったリアムは「政府内に内通者がいる」と考え、内々に事態を解決することを目論む。
警察の捜査はテロから3週間経過しても目立った進展がなかった。
犯人への報復を考えるクァンは、テレビ番組に出ていたリアムの経歴を知り、彼の事務所に電話を掛ける。
テロの被害者ということで取り次いでもらうことはできたが、犯人の正体や手掛かりについては「何も知らない」と返されるばかりだった。
そこで、クァンは、リアムのいるベルファストへと向かう。
クァンの訪問に気付いたリアムは彼を部屋に通すが、犯人については「何も知らない」と譲らない。
クァンは大人しく引き下がる一方で、リアムの事務所のトイレに簡易の時限爆弾を残して去っていった。
爆発の規模は小さく人的被害こそ出なかったが、「気が変わりましたか?」と電話を掛けてきたクァンにリアムは激怒し、クァンを見つけ出すように命令を下す。
クァンの居場所はすぐに判明するが、追っ手はクァンを取り逃がしてしまい、リアムは牧場へ避難することを決断する。
一方で、甥であるショーンを呼び寄せると、テロの犯人探しに協力させ始める。
クァンはリアムを追跡し、愛人であるマギーと逢瀬する現場や、避難先の牧場を難なく突き止めていく。
牧場の納屋に仕掛けた爆弾は事務所に仕掛けた物以上の威力だったが、被害者が出ないように工夫されてもいた。
翌朝、リアムの部隊が乗る車に仕掛けられた爆弾が爆発し横転する。
部隊はクァンが牧場近くの森に潜んでいることを察知し捜索に出るが、隊員は仕掛けられた罠にかかり負傷してしまい、発見したクァンの追跡は断念せざるを得なかった。
リアムは片腕であるジムの進言を受けて、森を熟知するショーンにクァンの相手をさせることを決める。
ジャッキーチェンの映画。
見始めたときは、「アクションじゃないんだ。残念」と思っていた。
だいたい、68歳にもなっているので、アクションなんて無理だよなぁと。
ところが、元アーミー出身で、アクションそのものの映画だった。
驚いたのは、バク天なのか、後ろに倒れたときに、身体のバネで起き上がるやつ、中国のアクションものでは、よく出てくる、バク天とは言わないのかな、あれが出来るって、68歳馬鹿にできない。
でもね、最後、頭にロックオンされたとき、気づかなかったのか、死んでもいいと思ったのか、それが不思議。
これまでの動きを見ていれば、絶対、気づくはず。
これは、ちょっと見てほしい。