ある家族は幼い息子と共に新たな生活を始めるために商機を求め、アメリカに向けてイギリスから出航した。
空には雷鳴がとどろき、激しい雨に見舞われると、雷はバイト先でも目撃した不思議な光に吸い込まれて、気を失った……
やがて目覚めて驚いた。どういうわけかそこは1000年以上も前の平安時代、
女流作家・紫式部によって書かれたあの『源氏物語』の世界であったのだ!!
タイムスリップしてしまった雷は当然、不審者と見なされ、烏帽子をつけ袴を履いた家臣たちに牢へと閉じ込められた。
思いも寄らぬことばかりでパニくったが、手提げ袋に入っていた『源氏物語』のあらすじ本のおかげで大まかな世界観を把握、
口から出まかせで陰陽師・伊藤雷鳴を名乗り、さらにはこれもバイトの土産だった頭痛薬が皇妃に効いて、後宮でまんまと陰陽師として重用されることになる。
伊藤健太郎が主演だ。
以前、NHKドラマで、これまたタイムスリップするストーリーのものをみた。なぜか、伊藤健太郎は、そういった役が多いね。
タイトルに「~悪魔」とついているので、もっと怖い映画かなと思ったけど、そのころの時代の女の人なら普通かも。
最初、スマホをよく見ているシーンがあって、「あれ、電池なくなってしまうんじゃないの」と思っていたら、やっぱりなくなってしまった。現代のものは電気がない全然役に立たないね。
主人公である伊藤雷(伊藤健太郎)が、好きに行ったり来たりできたらいいのに。
そうしたら、愛した妻の倫子(伊藤沙莉)が病気になったら、現代に連れて行って治せるのに。
なんかストーリーとしては、おこちゃまぽいんだけど、久々泣けた。
バイト生活している若者が、子を宿した妻をなくすのはつらいだろうなぁ。。。