あらすじ

 

西暦2027年11月。人類は希望を失い、世界は恐慌状態におちいっていた。
なぜか出産の能力が失われ、18年間にわたって全く子供が生まれないのだ。

 

世界各国が内戦やテロによって壊滅する中、英国は軍事力で徹底的に抑圧することにより、秩序を維持していた。

 

英国には世界中から大量の不法移民が押し寄せ、日に日に治安は悪化していた。
世界最年少の青年がアルゼンチンで刺殺されて絶望に包まれたこの日、ロンドン市街地で爆破テロが発生し、英国エネルギー省に勤めるセオはすんでのところで難をまぬがれる。

 

翌朝、セオは出勤途中に反政府グループ「FISH」に拉致される。
首謀者はかつての妻ジュリアン。
彼女の要求は、ある不法滞在者の「通行証」を手に入れることだった。

 

渋りながらも、セオは従兄で文化大臣のナイジェルから通行証を手に入れる。
検問所を突破するためジュリアンと共に乗り込んだ乗用車で、セオが引き合わされた不法滞在者は若い黒人女性のキーだった。

 

いやぁ、今が2024年。
2027年に、子供が生まれなくなるって、近すぎるでしょ。
この映画が公開されたのが、2006年。
20年後の世界って近すぎない?
せめて、100年後くらいにしてほしい。

 

元妻が暴徒の襲撃で絶命したのも驚いたけど、唯一助けたい黒人女性に「誰も信用できないから、困ったらセオに相談して」という言葉が不思議だった。

 

当然、元妻のジュリアンには仲間が何人もいたし、それでも信用できないのか?
まぁ結局、本当に信用できなかった。

 

ただ、逃げ込んだのが移民を管轄する留置所。
そこで、軍隊でてきて、撃ち合いって、信じられない。
いくら反対派を止めるためといっても怖いよ。

 

最後はセオが撃たれて少し悲しかった。
本当に、「ヒューマン・プロジェクト」のトゥモロー号ってあったんだって。
暗い映画は好きじゃないけど、この映画は面白かった。

 

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