ある家族は幼い息子と共に新たな生活を始めるために商機を求め、アメリカに向けてイギリスから出航した。
とある銀行の小さな支店で発生した、
現金紛失事件に端を発する行員失踪とその裏にある不正を描く群像劇。
タイトルに使われているシャイロックは、
シェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場する強欲な金貸しのことを指す。
映画版は、このヴェニスの商人の舞台演劇を鑑賞するところから始まる。
ストーリーは単純。
銀行から詐欺をして金銭をだまし取る裏の大物を暴くというもの。
「なんだ、半沢直樹の二番煎じかぁ」
と思っていたけど、阿部サダヲがかなり良い味を出している。
結局、銀行マンが謝礼をもらって、銀行で仕事を続けていくというのは無理なのだろう。
佐藤隆太が扮する滝野真。
騙されて、銀行詐欺に加担して、2年も刑務所行くの?
なんだかなぁ。。。
結局、自分で盗んだのは100万円だし、
その金銭も騙した詐欺師の口座に振り込んでいるのになぁ。